暴力団関与?組織的犯行か 捜査員延べ6・6万人 

大東隆行さん

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺された事件は19日で発生から2年となった。現場近くで見つかった遺留品のたばこの吸い殻に付着したDNA型を調べたところ、暴力団関係者のものと一致したことなどから、京都府警山科署捜査本部は、組織的犯行との見方を強め、慎重に捜査を進めている。

 捜査関係者によると、吸い殻は事件現場となった駐車場近くの倉庫脇の通路で見つかった。この通路あたりから大東さんの車に近づく人影や、バイクとみられる車両が東へ走行する様子が防犯カメラに写っており、事件との関連を調べている。

 捜査本部は現在も91人態勢で捜査。この2年間に、延べ6万6612人の捜査員を投入した。これまで、現場周辺を中心に延べ4570人に聞き込みを行い、防犯カメラ177カ所や28個のドライブレコーダーを解析したという。

 さらに、同社の役員や社員ら延べ861人、取引業者など延べ507社から事情を聴取。市民らからはこれまで420件の情報が寄せられており、こうした情報を精査しながら捜査を続けている。

 事件は、平成25年12月19日早朝に発生。本社前の駐車場で大東さんが車を降りた直後、胸や腹に4発の銃弾を浴びて失血死した。大東さんの車内には、多額の現金が手つかずのまま残されていた。